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2017/02/01 12:43

2017年1月14日(土)に日本列島酒場 上五島(東京都・渋谷)にて『郷土料理を囲む会~長崎県・五島列島編~』を開催しました。


今回は、観光客として島を訪れても、なかなか味わうことのできない、五島列島の各集落の暮らしに深く結びついた
昔ながらの『故郷の味』を楽しんで頂きたいと思いこのイベントを企画しました。
参加者、ボランティアスタッフなども含め、総勢100名が五島の郷土料理を囲み大盛況でした!!

五島列島からは、「太田製麺所」の太田充昭さん、「矢堅目の塩本舗」の川口秀太さん、
「郷土料理保存会」の戸崎富士子さん、杉師江さん、「大谷鮮魚店」の大谷恵次さんに来て頂きました。


五島列島でも老舗で、大正8年より続く「五島手延うどん」を作っている太田製麵所の太田さん。



古くから伝わる伝統製法によって、五島列島の海水から塩を作っている矢堅目の塩本舗の川口秀太さん。



親しみやすく現代版にアレンジした「紀寿し」を作っている郷土料理保存会の戸崎富士子さん、杉師江さん。



島で鮮魚店を営み、今回の会場”日本列島酒場 上五島”にも新鮮なお魚を卸している大谷鮮魚店の大谷恵次さん。


今回は、普段東京にいたら食べられないものや、または五島列島に旅行に行ってもなかなか食べられないような、
五島列島のそれぞれの地域の暮らしに根ざした郷土料理を提供して頂きました。


鯨のなます(中通島・有川)
鯨を食べる文化が今でも根強く残っている有川地区ならではの料理です。


鯨と平干大根の煮物(宇久島)
五島列島では幅が広い干し大根を使用します。鯨の油を使って炒めます。


潮とうふ(福江島・岐宿)
にがりを使用せず、五島列島の綺麗な海水と大豆のみで作るお豆腐です。

潮とうふの厚揚げです。今回はお刺身にしました。


〇刺身(中通島・有川)
大谷鮮魚さんから直送なので、鮮度が抜群です!



かんぼこ(中通島・岩瀬浦)
昔ながらの手作り製法で、無添加のかまぼこです。五島では「かんぼこ」または「天ぷら」と言います。


五島列島は日本屈指のきびなごの産地です。五島ではきびなごのことを「きびな」と呼びます。


紀寿し(中通島・奈良尾)
鯵を最低1週間かけて加工し、丸ごと1匹食べられるお寿司です。


押し寿司(小値賀)
かつおの生節を使った押し寿司で、燻製の香りと酢飯が良く合います。


地獄炊きうどん(中通島・青方)
五島うどんといえば地獄炊き。会場では太田さんに食べ方を解説していただきました。


ふくれまんじゅう(久賀島)
江戸時代から潜伏キリシタンにより現代まで伝えられて来ました。


かんころ餅(奈留島)
干したさつまいも(かんころ)ともち米を蒸して、搗いたものです。老若男女問わず人気があります。


また、五島列島をあまり知らない方にも五島列島をもっと知ってもらうためのささやかなクイズ大会を行いました。
クイズの正解に合わせて、島の各生産者より五島や製品についてのPRをしていただきました。

全部で5問。全問正解者が4名も!景品に「みじょかTシャツ」を贈呈しました。
(「みじょか」は五島弁で「かわいい」という意味があります。)

※写真はリハーサルの時のものです。




最後に、今回のイベントにご尽力いただいた多くの方々に感謝します!
ありがとうございました。

東京蔵屋敷.comは、今後も様々なイベントを企画していきますので、
どうか応援のほどを宜しくお願いします。


【お知らせ】
・イベントの様子を毎日新聞で記事にしていただきました。(記事はこちら

【主催】
 東京蔵屋敷.com

※以下敬称略

【共催】
 新上五島町、際コーポレーション

【協力】
 五島市

【Special Thanks】
 東京五島会、東京新上五島ふるさと会、新上五島町産業サポートセンター Sima-Biz、毎日新聞社、五島ZINE、ISLAND TRIP

【郷土料理及び食材協力】
 太田製麺所(五島手延うどん)、矢堅目の塩本舗(矢堅目の塩)、郷土料理保存会(紀寿し)、大谷鮮魚店(刺身)、一般社団法人 五島市物産振興協会(きびなご)、一般財団法人 小値賀町担い手公社(かつおの生節)、宇久島観光協会、いわ瀬かんぼこ(かんぼこ)、前田豆腐店(潮とうふ)、はたした(あごだし)、松村菓子店(かんころ餅)、久賀島の宮本さん(ふくれまんじゅう)、福江島の近藤さん(米)

【ボランティアスタッフ】
 小寺佑佳、熊谷南子、待井尚輝、石橋春香、村田瑞生、釘宮直也、Max Golomidov




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