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2017/01/04 15:38

五島列島の郷土料理『紀寿し』(きずし)について。


鯵を丸々1匹使ったお寿司です。
けっこうインパクトありませんか⁉
このお寿司、丸ごと食べられるんです!!

長崎県五島列島の中通島の南東部に位置するところに、「奈良尾」という地区があります。
その奈良尾地区で昔から作られている郷土料理です。

400年ほど前、紀州(和歌山県)の漁師たちが漁場を求めて奈良尾にたどり着いた所から「紀寿し」の歴史は始まります。
紀州の漁師たちは、長い期間の漁に備えるため、保存食としてこの「紀寿し」を漁に出る前に仕込み、船の上で食べていました。

その、漁師たちの手により「紀寿し」という料理が各家庭に根付いたと言われています。
元々は「生寿司」と言われていましたが、現在は「郷土料理研究会」の方たちによって「紀寿し」と改められました。

郷土料理研究会の方々は、この「紀寿し」を廃れさせてはなるまいという思いから、様々な工夫をしたそうです。
各家庭でバラバラだった味付けを統一化しレシピを完成させました。
レシピだけ残しても、食べられなければ意味がない。しかも子供たちが食べなければ廃れてしまう。
そんな思いから、五島薙で獲れたアジの小骨を1本1本手作業で取り除いたり、生臭さがなくなるように改善をしたそうです。


アジを頭から尻尾まで丸ごと食べられるようにするために、塩に漬けたり酢に漬けたり、小骨を抜いたりと最低でも1週間はかかります。
とても時間と手間のかかるものですが、「地域を活性化し、伝統ある郷土料理を何とか残していかなくてはならない」という思いで活動されています。



この紀寿し。食べてみたくありませんか⁉
とてもまろやかで上品で、魚の生臭さが全くありません。

1月14日の郷土料理を囲む会で食べることができます。
東京では中々食べることができないのでぜひお越しください。
みんなで1匹丸ごとかぶりつきませんか?^^

「郷土料理研究会」の方も来てくださいます。目の前で握ってくれますよ♪

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