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2017/01/05 11:32
長崎の故郷の味『かんころ餅』。
夏から品切れだったのですが、今年収穫されたばかりの七福芋で作られた『かんころ餅』の販売を再開しています。
待ちに待ってました~!
長崎県の方にとっては小さい頃から馴染みの深いかんころ餅ですが、その他の地方の方はご存じないかもしれませんね。
「かんころ」とはさつまいもを薄く切って天日干しにしたものを指し、五島地方の方言です。
その「かんころ」ともち米を蒸して、砂糖を混ぜて一緒に搗いたものが「かんころ餅」となります。
作り方はいたってシンプルで、余分なものは入っていません。
素材の味が生きた、自然食品です。
さつまいもは17世紀初頭、中国、琉球を経て長崎に伝わりました。
水利の必要なお米とは違い、傾斜地でも栽培しやすく、栄養価も高いさつまいもは多くの人に受け入れられて来たようです。
「かんころ餅」は高価であったもち米に「かんころ」を混ぜる事で量が増え、もちを多く食べられるようになるというアイデアから生まれたものかも知れません。
明治のころは、正月のご馳走として「かんころ餅」が用意されたそうです。
現在も、特産品やおみやげ、冬期の保存食として愛され食べ続けられています。
五島列島のふるさとの味です。
東京蔵屋敷.comで取り扱っている「かんころ餅」は、五島列島の奈留島で作られています。
奈留島のかんころ餅は、よく目にする赤いさつまいもではなく、白いさつまいもから作られています。
この白いさつまいも、「七福芋」という名前のさつまいもです。(「白芋」「アメリカ芋」とも呼ばれるそうです。)
甘みがやや強く、ねっとりとした食感が特長です。
この七福芋と、もち米と少しの砂糖が合わさった「かんころ餅」
もちもちの食感とほのかな甘みがたまりません。
焼いて食べると、外はカリッ、中はモチっ、としていて、ついついもう一つ、と手が伸びてしまいます^^
素朴な味で子供たちにも大人気です!
1月の催事やイベントでも販売予定です。
ぜひ、お立ち寄りください♪
イベントへの参加もお待ちしております^^
かんころ餅の詳しい食べ方も読んでいただけると幸いです。