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2017/04/14 11:30
すっかり春ですね。
新生活の季節です。
暖かくなってきて、慌ただしい中でも、気持ちは晴れやかに穏やかになるような。
そんなことを感じています。
春になり、食べるものも変化してきます。
昔から「春は苦みを盛れ」と言われるように、冬にため込んだものを外に排出するため、くせの強いものが多いそうです。
ふきのとうや菜の花や、たけのこ、うどやつくし、春しか食べられないものが多くありますね。
身体のデトックスに役立ちそうです。
わかめも今しか採れない旬の食べ物の一つです。
わかめは一年生の海藻で、冬から春にかけて最も大きくなります。
次世代の命を胞子として生み出し、夏が来て暖かくなると、次第に枯れ始めてしまいます。
ですので、わかめは夏が来る前の今しか採れません。
収穫したわかめはその日のうちに、湯通し、塩蔵され「塩蔵わかめ」になります。
また、湯通しした後、乾燥させると「乾燥わかめ」になります。
「塩蔵わかめ」は、塩抜きなどの手間はかかりますが
瑞々しさや滑らかさなどが保たれるため、生のわかめに近い食感や味を感じることができます。
「乾燥わかめ」は、表面がでこぼこになり、舌ざわりが少し悪くなりますが
カットしてすぐに使うことが出来ます。
どちらも通年販売することは可能ですが、
今食べるのと、半年後に食べるのとでは香りや風味が段違いなので、ぜひ今の旬のわかめを食べていただきたいです^^
現在出回っているわかめはほとんどが養殖のものですが、
当店が取り扱う、島根県・隠岐島のわかめは天然ものです。
自然のあるがままのわかめの味をお楽しみください。