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2016/11/24 16:46

五島うどん、ご存知な方も多いのではないでしょうか。

日本三大うどんの1つとも言われていますね。
(水沢うどん、氷見うどん、など複数の説があります。)


五島うどん、他のうどんと何が違うのでしょう??

日本三大うどんの讃岐うどん(香川県」)と稲庭うどん(秋田県)と簡単に比較してみましょう~。
うどんの作り方はざっくりとですが、次のように分けることができます。

〇製法
手延べ製法→五島うどん、稲庭うどん
手打ち製法→讃岐うどん

〇伸ばす時の材料
小麦粉(打ち粉)を使用→讃岐うどん、稲庭うどん
食用油→五島うどん

何となく違いがお分かりになっていただけたでしょうか。

五島うどんは、稲庭うどんと同じ手延べ製法によって作られます。
しかし、伸ばす時の材料は他のどのうどんとも違う食用油を使います。
油を塗布しながら二本の箸で少しづつ引き延ばしていきます。



また、五島うどんは昔からごちそうとしての要素が高く、食事のメインディッシュという位置づけだそうです。
反対に、讃岐うどんは前菜としての役割が高く、ごちそうを食べる前にお腹をふくらますために先に食べたそうです。

理性のきかない子供たちには讃岐うどんを沢山食べさせてからごちそうを並べるのだよ、と讃岐うどんを食べる瀬戸内の地域のおばあちゃんが語っておられました。
同じうどんでも、役割や位置づけが違うのは面白いですね。


その他の特長として、五島列島は椿の産地なので椿油がよく使われています。


油を使用することにより水を含みにくくなるので、なかなか延びないことが特徴の一つでもあります。
細いのにプルンとした食感と椿油の独特の香りを味わうことができます。

その特徴を生かして、五島列島の郷土料理に「地獄炊き」と呼ばれるものがあります。
たっぷりのお湯で茹でた熱々の五島うどんをそのまますくい取り、醤油やあご出汁で食べるものです。
シンプルながらも五島うどんの美味しさが分かる食べ方で、家庭でも定番のものとなっています。

また、生卵に醤油やネギを入れたものを付けダレにして食べるのも定番の一つです。

1月14日のイベントでは、五島うどんの老舗、太田製麵所4代目の太田充昭さんが来てくださり、本場の地獄炊きの食べ方を教えてもらいます^^


「地獄炊き」というネーミングの由来は、諸説あるみたいですが、初めて食べた旅人が「しごく(至極)おいしい!」と言ったのを「地獄おいしい」と聞き間違えたことから付けられたという説が有名です。

地獄炊きの他にも、あご出汁に薄口醤油や酒、塩で味付けしたつゆで食べても美味しいです。


写真の具材は、五島列島で採れた天然の『あおさ』に、五島列島で手作りされている『かんぼこ』をのせていますが、これも五島列島の方たちには定番の食べ方となっています。

先ほども言いましたが、細いのに延びにくいうどんなので、鍋の季節にもぴったりですよ。

ぜひ、一度ご賞味頂ければと思います。

写真左が、五島列島の老舗製麺所「太田製麺所」の4代目店主 太田充昭さんです。
1月14日はぜひ、皆様いらしてください!!






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